NHKの番組「ダーウィンが来た!」の『聞いてびっくり鳥語講座』、
とっても興味深かったので鳴き方を備忘録的にまとめてみました。
カラ類(エナガ・ヒガラ・コガラ・メジロ・ゴジュウカラ・シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラ)の混群でのお話でしたね。
混群になる理由としては、
- 餌の少なくなる冬場に様々な餌場を持つ鳥たちが一緒になることで餌を見つけやすくなる。
-
冬場は木々の葉が落ちて身を隠す場所が少なくなるため混群のほうが天敵を警戒しやすい。
とのことでした。
基礎単語編①
「集まれ」:餌がある場所を教えあう時などに使用する。
コガラ「ディーディーディー」
シジュウカラ「ヂヂヂヂッ」
ヤマガラ「ニーニーニー」
ゴジュウカラ「フィフィフィ」
鳥たちに共通の言葉があるわけではなく、意味を理解しあっている、と考えられている。
基礎単語編②
「タカが来た」:文字通りタカが来た際に使用。かなりインパクトのある言葉のようでこの鳴き声がすると一斉に同じ意味の鳴き声を鳴きあい警戒に当たる。
シジュウカラ「ヒーヒーヒー」
ヤマガラ「スィスィスィ」
コガラ「ヒヒヒヒ」
上記の鳴き声は鳴き方は鳥によって違うものの、タカなどに聞き取りにくい7キロヘルツくらいの似た周波数帯の鳴き声を出している。
小鳥たちには聞こえるが、タカには聞こえない!優れもの。
ちなみに「蛇だ!」は別の鳴き方がある。
シジュウカラ「ジャージャー」
ヒガラ「デュデュデュ」
など。
文章編
シジュウカラ「ピーツピヂヂヂヂ」:警戒しながら集まれ
「ピーツピ」:警戒しろ
「ヂヂヂヂ」:集まれ
文章で伝えることで、不用心に集まるのを防いだり、混群で協力して敵を威嚇するのに役立てている。
こども編
鳥のことばの学校のようなものが確認されているとのこと。
親鳥が子にそれぞれに対応した言葉を繰り返し聞かせ、教え込んでいる様子が観察されている。
混群の中でそれぞれの雛たちが、別種の親子の練習中にやってきて一緒に学んでいる様子も見られる。
また、雛鳥たちがそれぞれの鳴き方で同じ意味の鳴き声を発することで、小さいうちから意味を学習しあっているのだと考えられている。
【シジュウカラの子育て中に聞こえてきた鳴き声】
応用編(裏技編)
餌を確保するために「タカが来た!」嘘をついてちゃっかり餌を得ることがある。
混群の中でも体格のいいゴジュウカラに餌を独占されてしまうことがあり、そういったときに小柄なコガラが“ウソ鳴き”をするなど駆け引きをすることもある?!
すごいですね~。
身近なカラ類ではシジュウカラでしょうか。
番組では軽井沢の林の中でしたからがっつり当てはまるかはわかりませんが…
鳴いてる時には辺りを見渡して観察してみたいですね。
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