例年たくさんのカルガモ親子たちが誕生する池に今年も取材が入って特集されていましたね。
せっかくなので、放送で登場したカルガモ親子たちの動きとその後をまとめました。
とりあえずここではテレビでも放送した池から川への引っ越しと、川到着後の子育てスポットまでの動きをまとめています。
『嗚呼!!みんなの動物園』で登場したカルガモ親子の引っ越し密着
5月19日に誕生しました!
例年と比べると随分遅めの誕生になりました。この組がこの池では初めてのカルガモ親子となります。
(例年たくさんのカルガモ親子が生まれるので動画内ではカルガモ親子が生まれた順にアルファベットで表記しています。この池で最初に生まれた親子はA組と表記します。*Ac組のcは2022年を示しています。)
雛は10羽いるようです!なかなかの大家族ですね。
この雛たちの母カルガモ…妙に他のオスにモテていて、しょっちゅう求愛ディスプレイをされたり、付きまとわれたり…雛たちに影響がないか心配です。
水浴びしながら威嚇したり、その周囲でぽこぽこ潜水したりする雛たちが可愛いです。
☆カルガモ親子登場シーンから再生されます☆
この日はこの池唯一の出口であるスロープに上がりましたが、上がりきらずになにやら採食して…またもやオスがやってきたためスロープからは降りてしまいました。
カルガモの雛は生まれた時から自力でしっかり移動しますし、採食もします。
この池のカルガモは早い組では生まれた当日に引っ越しを決行することもあるのですが、この日は引っ越しせずにこの池で過ごしました。
5月20日引っ越しなるか?!早朝から引っ越し前まで
他の迷子の雛の様子や他の水鳥などの様子を見るのに夜中から観察をスタート。が、隠れるのがうまくてなかなかカルガモ親子が見つかりませんでした。
そして、朝の5時過ぎ…いました!カルガモ親子A組です!!
一夜あけた後も雛は10羽そろっていて一安心です。
☆カルガモ親子登場シーンから再生されます☆
しばらく様子を見ていると…母カルガモが急に警戒しだしました。
ハシボソガラスです!
カラスは水面を泳ぐ雛を飛びながら捕食することもあり、カルガモ親子にとっては恐ろしい相手です。
この池ではカルガモの卵を持ち去るカラスも目撃されています。
母カルガモの警戒もあってか、カラスは去っていきました。この後も他のカルガモに襲われたりと災難続きです。
この池は繁殖には適しているようで、毎年沢山のカルガモやってきます。そのためカルガモが過密になりやすく、他のカルガモに襲われたりもするので雛が生まれた後は速やかに引っ越さないと危険です。
まだ早朝の時間帯にカルガモ親子がスロープに向かいます。この時は引っ越さず、スロープから川へ飛び込む練習をするようです。
引っ越し先の川は水辺まで結構高さがあるため、こういった練習もしておくと安心です。
1羽は足を滑らせて落下、母カルガモが飛び降りた後は2羽頑張って後に続きましたが…残りの7羽は怖いのかどんどんスロープを歩いて下ってしまいました。本番は大丈夫でしょうかね。
この日も母カルガモはおそらく19日に迫ってきていた他のオスカルガモたちに執拗に狙われています…。よほど美人さんなのでしょうか。複数羽がこんなにしつこく寄っていくのも珍しい気がします。
いちおう父カルガモらしいのも1羽いるんですが…あまりの猛攻に対処しきれてなかったり肝心な時にいなかったりで…あんまり頼りにならないカモですね。
基本的にどの親子でも雛には母がついていて、父はたまに姿を現す…くらいの関わりなので仕方がないのかもしれません。
あと、小さい雛のうちはしょっちゅう茂みなどで昼寝をしているのですが、この親子たちは他のカルガモが寄ってくるせいもあってか、早朝に起きだしてからあまり休めていない様子です。
☆早朝から引っ越し前までの映像はこちら☆
5月20日引っ越しスタート?!
他のカルガモがどこかへ飛んで行った隙にスロープを登り始めました!!
父カルガモに見送られつつ…10雛そろってスロープを登ります。
スロープを登り切った先は人間用の出入り口で、普段は施錠してあります。
そのため、カルガモ親子たちはため池のふちを通ってフェンスの隙間を目指します。
このふちの移動中に下のため池に落ちてしまうことも多くあります。
そうなると、もう一度スロープからやり直しになってしまいます。
この親子たちは…
一発で脱出に成功しました!!
途中、車の通る道路を通過したり行き止まりの民家に入り込んだりしながら先へ進んでいきます
ため池から川までは焼く500メートルあります。
着々と進んでいきますが…難関の一つ、よく雛が落ちてしまう溝の格子蓋を越えなければなりません。この時点ではしっかり10雛そろってます。
どんどん雛も通過していきます…
通過しました!が、少し進んで母カルガモが止まってしまいます。もしや…落ちたかも?
雛の数を数えると…9羽しかいません。
ここは車道のため、母カルガモと残った9雛はとりあえず道路を渡り切って1羽が出てくるのを待っていましたが…
無理と判断したようで、親子は先に進み始めました。
この時点でカルガモ見守り隊の方が救出の準備をされていたのでお任せして、親子の様子を見守ります。
行き止まりに行きがちな母カルガモをなんとなく周囲の見守り隊が誘導しつつ…川へ向かいます。
5月20日 川に到着!まだまだ引っ越し途中
川へは無事に到着し、母カルガモが先に降りて雛たちにも降りるように促します。
川まではけっこう高さがあり…飛び降りるには勇気がいりそうです。
が、なんと下に降りていた母カルガモがまたもや他のオスに襲われています…
無理やり交尾するオス…続々と降りてきて母カルガモに駆け寄る雛たち…もうめちゃくちゃです…
その後、なんとか不埒なオスから逃げ切って、子育てしやすいポイントまで移動を始めました。
ちゃんと9雛います!あのめちゃくちゃな状況で、雛が他のカルガモに噛まれたりしなくてよかったです。
このあと、見守り隊の方にバケツで救出された1羽が合流して10雛に復活!!
人の手を借りたとはいえ、無事にみんなそろって川に来ることができましたね。
この後、どんどん速いペースで子育てエリアに向けて移動していきます。一気に数キロほど下るお引越しで道中障害物も多いです。
途中、段差や障害物を抜け…
少し高めのところにきました。
滑り台のようにすぃー-と滑って降りれるでしょうか。
☆滑り降りれるか?!☆
無事に高い段差もクリアして川をどんどん下っていきます。
途中…またもやオスに襲われて…
親子は休む暇もありません。小さな雛のうちはけっこう頻繁にお昼寝するんですが…
この親子は池にいるときから他のカルガモに襲われてばかりでほとんど休みなく動いています。
襲ってきたオスを振り切った後…雛と合流して、雛たちは昼寝をしたそうに羽繕いをし始めますが…
母カルガモは出発してしまいます。
他のオスを気にして早く先に進みたいのかもしれません。
この後またオスが襲ってきます
正直、こんなにオスに交尾を迫られる母カルガモ初めて見ました…。
縄張りがあるのか、後から来た親子が邪険にされたり、雛が噛まれそうになったりするのは例年よく見かけるんですが、こんなに母だけが交尾目的で襲われるのは珍しい気がします。モテモテです。襲われすぎて、雛たちもあんまり動じなくなってきました。
どんどん川を下って、よく雛が止まってしまう段差に到着しました。
母カルガモが下りた後しばらく逡巡していましたが、母カルガモが様子を見に来てなんとか全雛降りることに成功しました。
この後また襲われつつ…(また?!)順調に川を下っていき、通称魔のブロック地帯に到達しました。
5月20日 魔のブロック地帯
このブロック地帯では例年多くの雛が弱ってしまったり溺れてしまう危険な箇所です。
2年前はたくさんの雛が犠牲になりました。
その後、穴になっている個所を埋めてくださったのですが…水流のせいかまた穴が開いている個所がちらほら…そこにはまらなければ大丈夫そうなんですが…
このあと、急流に惑わされつつ通過できました!
このあと、またまたオスに寄って来られて、抜けたと思ったら後ろからついてくる別のカルガモの姿も…。本当にモテますね…親子からしたらいい迷惑でしょうね。
ここまできたら子育てスポットまではあと数百メートルです!
段差をさらに落下するように通過して、茂みの多いところにやって来ました。
この辺の茂みで休むことも多く、母カルガモも少し止まったので休むかと思いきや、そのまま通過していきます。
この辺りの茂みは休むのにもってこいなんですが…同時に蛇や猫の格好の隠れ場でもあります。茂みに入って出てきたら1雛いない…なんてこともあったりします。
カルガモたちの餌になる虫も沢山いるのでいい餌場なんですが、難しいところなのかもしれませんね。
5月20日 テトラポット地帯に到着 子育てスポットまでもう少し!と思いきや?!
ここも子育てエリアと言って過言ではないテトラポット地帯へ到着しました!!
この辺りは茂みも多く隠れる場所や寝れるところも多くあります。
親子も茂みから出てきたところも確認しました。うん10雛いますね!!
と、そこへ…
?!
1羽駆け寄ってきました!!これは…?
おわりに【その2に続く】
長くなったので続きはまた別であげてます。
その後の様子もブログで上げていく予定です。
YouTubeでもあげてますので良ければご覧ください。
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