カルガモ雛たちの受難…カルガモの雛は鯉やナマズに食べられてしまうことがある。
カルガモ雛たちの天敵ってなんでしょう。
猛禽の鳥たちやカラス、蛇や猫が思い浮かびます。
同族同士での喧嘩でもやられてしまうことが多々ありますが…
水中にも恐ろしい敵がいます。
鯉やナマズです。
以前にも鯉に引きずり込まれそうになった雛は見ていましたが…
今回はがっつり飲み込まれるところを目撃してしまいました。
☆カルガモの雛が飲み込まれるシーンがあります。苦手な方はどうかご注意の上ご覧ください☆
いやもうずっと頑張ってたんですよ…母カルガモは…雛もですけど…
いつもは越えられる川の段差のはずが、他の兄弟が先に上がってしまって1羽だけ川の下流に残されてしまって…
ずっと鳴いて母を呼ぶ雛も切ないですし、それに答えて他の兄弟を残して何度も段差に導く母鳥も頑張っていました。けど、雛はどうしてか、どうしても登れないルートに行ってしまうんですよ…。
これ実は日テレさんでカルガモ親子の引っ越しで紹介された親子なんですが…
mochico25.hatenablog.com この記事内でその後の動きをまとめています。ご参考まで。
生まれて9日目の雛で、この段差はもう何度か上がり下りしていて、登れるはずなのに…
他の兄弟がいないせいかうまくルート取りができずに何度も流されてどんどん疲れていているのがわかるんですね。
他の兄弟も川の上の方で母カルガモなして待っていて心配ですし…
けど正直、この場所は何度も通っていますし、今まではここで魚に襲われることもなかったので、雛がなんとか登るか、他の兄弟が降りてきて合流するだろう、と思ってました。思ってたんですよぅ…。
親子がばらけて2時間以上立って…それでも母カルガモも諦めずにいたのに…
☆注意…引きずり込まれる瞬間から流れます…スローでも流れます☆
一瞬でした。
母カルガモはすぐに気づいて潜って取り戻そうとするかのような行動をしました。
でもダメで…
雛が消えた水面を見つめながら何度かぐるぐる回ったあと、しばらく呆然と泳ぎ…段差の上に飛んでみたり、雛が消えたところに戻ってみたり…
しばらくして、後ろを気にしながら上流へ向かって泳ぎ始め、最後は諦めたのか、雛が待つほうへ飛んでいきました。他の兄弟は全羽無事でした。
母カルガモも残った雛を見捨てずに放置もせずに何度も何度も根気強く連れて行こうとしていましたが、悲しい結果になってしまいました。
自然界のことですし、ナマズも生きてかねばならんのですから…仕方がないことですが、残念でなりません。
ここの地点で魚が雛を襲うところはこれまで見ていませんでしたが、もともとパンやらなんやら餌を投げる人が多い地点ではあって、常に大きな鯉がうごめいているところではありました。
心無い人が、カルガモ親子に向かって餌を投げては喧嘩するように仕向けたり、段差の上流と下流にむかってパンを投げ分けて、わざと親子を右往左往させて分断を狙うような事をするところも見たことがあります。都度声をかけていますが、一向にやめてくれない人も中にはいて…
そんなこんなで鯉もどんどん増えますし、カルガモたちも餌につられて寄ってきていました。
そう思うともともと危ない地点ではあったんですね…
たくさんいる鯉が雛を食べてしまったのかと思っていたんですが、スローでよく見返してみると、どうやらナマズのようです…
口、大きいですもんね…
生まれてすぐの雛ではなくて生後1週間以上の雛はそこそこ大きくなっているので、こんなことはない、と思っていましたが…
何が起こるかわかりませんね。
とりあえず、野鳥にパンはあげないで…です。
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