カラスの羽根は黒、だと思っていませんか?
日差しの中でじっくり観察すると、青や紫のように美しく光って見えることがあるんです。
「カラスの濡れ羽色」とも言われる羽根の色、不思議ですよね。
実はこの美しく光る羽根は色がついているわけではなく…
羽根の細かな構造によって生まれるものなのです!!
この記事では羽根を実際の写真や動画とともに紹介しながら、なぜ黒い羽が美しく輝いて見えるのか、その理由を解説します。

カラスの羽根について「構造色」の不思議 濡羽色の正体とは!?
日当たりの加減や角度によりカラスの羽根がとてもきれいに見えることがあります。
カラスの羽根は黒一辺倒ではないとは思っていましたが…こうして見るととてもきれいですね。

濡羽色(ぬればいろ:烏(からす)の羽のような艶のある黒色のこと)とはよく言ったものです!
カラスのこの複雑な色味は「構造色」で構成されて見えるもので。
構造色とは、その物質自体には色がないのに光の波長程度の微細構造によって発色する現象をいうそうです。
構造体が様々な方向に光を反射させて、特定の波長の光を積極的に反射させることにより色を着けている、つまり色があるように人の目に見えているんですね。
カラスの羽根の紫や緑のようにも見える光沢は、カラスの羽根の構造が光の加減で見せる構造色のためなんです!
黒さの秘密
カラスの羽は「メラニン色素」で黒く見えています。その表面の微細構造が光の干渉によって青や紫の光沢を発色しています。

濡羽色(ぬればいろ)とは?
雨や水に濡れてより一層美しく光沢するカラスの羽根のような黒色のこと。
カラスの羽根は、濡れた時に表面の乱反射がなくなることで光沢が強調されます。光の当たり方や角度によりさらに艶やかな色合いに見えることから名付けられています。
種類による違い
ハシブトガラスの方が、ハシボソガラスよりもこの青紫色が顕著に見られることがあるそうです。
⇩下記はハシボソガラスの羽根を撮影したときの動画です⇩
他にも構造色をもつ鳥っているの?
他に構造色を持つ鳥ですと、カワセミや孔雀、インコの羽根なんかも構造色で発色しているんですよ。
カワセミは光のあたり具合で羽根が青く見えたり緑に見えたりします。

順光の中では緑がかった色に見えます。まさに翡翠色ですね。

光の加減でこんなに色が違って見えるんですから構造色って不思議です。
最後に
いつもの野鳥たちも、光の当たり具合で違って見えます。
身近な野鳥こそ観察のしがいがありますよね!
観察の機会がある時は、是非じっくりと見てみてくださいね!
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