身近な生き物と万年筆

野鳥と身近な自然。万年筆や飼っているインコ。その他の雑記も。

出口のない貯水池に生まれたカルガモ雛の行く末は

住宅街の小さな貯水池で雛が生まれたことがありました。

出口のない貯水池に生まれた雛

この貯水池…池なので水はあり、植物も茂っているんですが…狭く、おまけに壁が高くて…。

極めつけに、出口がないんですね。

飛べる鳥は上から入れるんですが歩いて出ることはできません。

人が管理で入る時は壁についたはしご状の取っ掛かりを使うようになっています。

 

つまり、飛ぶことのできない雛はこの貯水池から出ることができません。

☆出口のない貯水池に生まれた雛の様子はこちらから☆

youtu.be

前にもここでカルガモ雛が生まれたことがあったそうなのですが、その時は全滅したそうです。

今回は、ここで8羽生まれたのですが…

生まれて3日目の時点で動きが少なく元気がない様子でした。

ハシボソガラスが来て警戒する雛たち…逃げ場もない

壁が高くて暑いのか、狭くて餌が足りないのか、この環境では育つことができないようです。撮影中、ハシボソガラスも寄ってきていたので雛を狙っているのかもしれません。

過去に、ここで生まれた雛を助けたこともあったそうですが、結局助けてしまうと、その雛が育った時にまたこの貯水池に産みに来てしまう…餌を投げると余計にカラスが来て結局やられてしまう…人が間に入ると警戒した母カルガモが来なくなって結局全滅した…などという話を来ていた近所の方が教えて下さいました。以前から色々あったようです。

カルガモの様子をよく見てくださってる方が管理局や市に問い合わせるとのことでしたが…

心情的にはなんとか助かって欲しいとも思いますが、人が手を出すことでカルガモたちが人の手がないと生きられなくなってしまうような状態にするわけにもいかないです。

 

以前、いつもカルガモの雛が生まれる池で置き去りにされた雛の記事も書きましたが、この繁殖している池ですら雛が育つには色々足りないようで、なんとか生き延びている雛もガリガリに痩せていました。

mochico25.hatenablog.com

この池はカルガモたちの繁殖に使われるだけあって、草も生えてますし、ちょっとした陸地もあります。

周囲が高い壁で囲われてはいますが、周囲に木もありますし雛が食べる虫には事欠かない…のですが、川に引っ越した同じ雛がふくふく成長していて…川がいかに食料が豊富かがわかりました。生き延びるには餌が豊富な川に引っ越すのが大切なんですね。

 

くううううぅぅぅ!!雛を咥えて飛ぶんだ母カルガモ!!と思いますが無理ですしね…。悲しいですが見守るしかありません。

 

 

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