奇形のカルガモについて【エンジェルウィング】
去年の夏、初めて奇形のカルガモを目撃しました。
エンジェルウイングを発症したカルガモの羽ばたき
— mochi(o (@mochico251) 2021年8月30日
Flapping of spot-billed ducks with angel wings pic.twitter.com/OekLC1lMhv
「エンジェルウィング」という奇形で、羽根が根元からねじれてはえてきていて、長距離を飛ぶことができない状態です。
何度かブログでも取り上げています。
この動画シリーズで登場するエンジェルウィングのカルガモはどれも同じ個体です。(長距離飛べないのでずっと同じ場所に留まっています)
去年から毎日川に動画を撮りに通っていて、初めてこのカルガモを見た時羽根が短く飛べない状態でした。
そのため、このカルガモは今年生まれた成鳥途中の雛であると判断したんですが…一年間野鳥を観察し続けて見比べた結果、どうも換羽のため飛べなくなっている成鳥だったのではないかと感じました。
カルガモは繁殖が終わったタイミングで風切羽が全部抜けるんですね。抜けるとしばらく飛ぶことができなくなります。
場所にっては換羽のタイミングで池に移動する群れもいるようです。
この時期、多くの親子カルガモはまだ固まって行動しています。
カルガモの雛たちは生後2か月ほどで成鳥と見分けがつかないくらいになるので、5~6月に生まれた雛たちはもう成鳥と見分けがつかないくらい大きくなっています。で、この時期のオスの成鳥たちも固まって行動するするそうで…
観察し始めた初年度はこの『大きく成長しつつある若鳥』と『繁殖終わりの換羽中の成鳥』の見分けがついていませんでした。
このエンジェルウィングが本当に幼鳥の時から観察できていたら、もっとわかることもあったかもしれません。その点は少し残念に思います。
このカルガモがいるエリアはいつも本当にパン投げが多く…もしかしますと、今後似たような奇形を発症してしまうカルガモが出てくるかもしれません。
引き続き、見守っていきたいと思います。
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